アイジス・エルマリット Aigis Elmarit
Skill class
GUARDIAN
Licence grade
SILVERLEAF
 シリウス系アースマンで、レメディの同期生。
 銀河ギデオン会にはシャーマニック候補生として入門したつもりが、色々手違いがあってガーディアン養成コースに放り込まれていた。本人がそれに気付くのは9年の訓練課程の半分ほどを消化した後だった。
 とはいえそれなりの成績を修めており、本人的にもこっちのほうがいいような気がしたのでなんとなくそのまま従士課程へ進み、なんとなく任務もこなして銀河勲爵士叙勲をもってガーディアンとなった。
 惑星パライソへの派遣はこれまたレメディと同時期で、どうみても既に暴走癖があったレメディのお目付け役としか思えない辞令だったが、堅苦しい銀河ギデオン会の外に出るのもなんとなく悪くないかなというお年頃だったので、なんとなく派遣されてきてみた。
 しかし、惑星パライソへ到着したその夜にとんでもない酒乱だったことが発覚し、レメディのお目付け役どころではなくなってしまった。もうどうにでもなあれ。
 ダイナマイト酒場武闘会の常連でもあり、下手に殴ると手が痛くなるムダに頑丈な彼女への対策で特殊な殴り方(浸透勁のようなもの)が流行ったりした。
 後のアイジスブレイカー(KARATEKA技能)である。
 いつも体中傷だらけで包帯や絆創膏でグルグル巻きだが、全て転んだりぶつけたり倒れてきた荷物などの下敷きになった怪我である。なのでたぶん探索には特に問題はない。なんとなく頑丈だ。

 GUARDIAN 
 ガーディアンは銀河ギデオン会による武装聖職者であり、その起源は銀河ギデオン会黎明期まで遡る。
 その存在が大きくクローズアップされたのは第二次シリウス独立戦争であり、この独立が旧銀河七帝国時代の終焉を導くことになる。その後も調子に乗った銀河ギデオン会は各地の紛争介入によって徐々にその影響力を銀河全体に広めていったが、その拡大に伴う様々な問題が発生し、リブラ・シスマ事件と呼ばれる大分裂が銀河社会に多大な混乱を齎すに至り銀河ギデオン会は世俗社会への介入を禁止した。
 これによりガーディアンの任務は、当時急速に需要が増えたシャーマニックの護衛任務に主軸が移る。
 ガーディアンは物理防衛手段に長けており、パーティを様々な危険から護る技能を持つ。その防御手段を実現するために自身の防御手段も豊富である。
 そしてマゾの専門家でもある。あらゆる打撃に耐えぬくことこそガーディアンにとっては至福であり、殴られることに夢中になるあまり(ガード・ハイ)殴ってる相手を倒そうとすると妨害するようなガーディアンもいる。
 尚サンドバッグと違って彼らは非常に頑丈で、鍛えていない者が殴っても逆に手足が折れたり、運良く折れなくても折れるまで殴ることを要求されるので、半端な気分でちょっかい出すととんでもない目に遭う。
 役割上打撃に耐えられず残念なことになってしまうことはよくあるのだが、よほど酷いことになっていなければ「しんでしまうとはなさけない」と言われながら復活させられるので命の心配はない。けどちょっと嫌だ。
 ガーディアンはシャーマニック同様鈍器による戦闘術を習得している他、光学刀剣の使用を許可されているが、それを扱うことは彼らの本懐ではない。
 敵を倒したら殴られる時間が短くなってしまうのだ。