KARATEKA
GREENSEED
　猫のような耳をもつ宇宙人、ネメシコ星人。
　人類の遺伝子に加工を加えた、旧銀河帝国時代に多く作られた人工種である。長い年月を経て野生的な固有種として根付き、その過程で愛玩用であった原種よりも気紛れな性質となった。
　非常に飽きっぽい性格の者が多く、子育て中の一時期以外はほとんどが占いや芸人などをしながら銀河各地を放浪するような生活を送っている。
　フィスも例にもれず放浪の末に惑星パライソに流れ付いたクチだが、惑星パライソでの生活がフリーダムすぎてなかなか飽きないのか相当居心地がいいのか、もう随分と長いこと居付いてしまっている。
　春先になるとにゃあにゃあととても五月蝿い。というか具体的に言うと発情期なので色々と騒々しくややこしいことになる。そしてネメシコ星人は雌のみの単性生殖であり、余計にややこしい。
　飽きっぽい性格なのが幸いである。
　ネメシコ人らしく酒と音楽と踊りと博打が大好きで毎日がどんちゃん騒ぎであるが、惑星パライソではいつもそうなのでどうということはない。

　KARATEKA　
　筋肉言語とチャクラの力をもって拳で敵を打ち倒す、頼もしき前衛攻撃型スキルクラス。古代より伝わる格闘技を使う者とされているが流派によって技などもバラバラであり、無手による格闘術を扱う者をひっくるめてカラテカと呼んでいる。
　カラテカになるには、銀河に山ほどある流派の門を叩くあるいは達人に教えを請うなど様々な道があり、大手流派では通信教育で学べるようなところもあるという。本当に強くなれるかどうかは不明。
　身のこなしを制限するような重装備はできないかわり、鍛え上げられた肉体による筋肉の防御壁とタフさで他の前衛型クラスに比べまったく遜色ない。
　打撃格闘のスペシャリストであり、特に素手時の攻撃においては攻撃速度・破壊力が大幅に増加し、その攻撃回転速度は相当な脅威となる。
　チャクラの力を極めたものは離れた位置にいる敵をも打つ技を操ったり、身体の異常を回復させる術を会得している者もいる。
　腕比べを好む者が非常に多く、星系単位や銀河単位での大会がよく開催されていたり、暇なときには路上で賭け試合に興じていたりする。
　パライソでは殴り合いの喧嘩が始まるとすぐに賭けが始まり、勝ったほうは自動的にチャンピオンとなり挑戦者がいなくなるまで防衛戦をさせられるので殴り合いを始めるときは注意が必要である。